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まるみ1961の部屋

まるみ1961の部屋

竹の秋



               竹の秋

  ともの涙が光り

  地に沁み入る


  沈丁花の花びらから

  香水がこぼれる


  わたくしは唇をあて

  聖なる水を飲み干す

  
  若い竹は微風にも

  しなうけれど

  老いた竹は葉を

  さざめかすだけ


  わたくしは耐えきれず

  天上を視る

  陽は 透明に白い

  あまりにも白すぎる!


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